チャイナショック(2016年1月)前後の日経平均株価チャート

2016年1月4日(月)に上海株が急落し、連鎖的に世界同時株安が発生した。これをチャイナショックと呼ぶ。

上海株の急落要因

上海株が急落した発端は、中国の「12月の製造業購買担当者指数」が市場予想を大きく下回った事だった。

これを受けた中国株の急落は、1月4日に新しく導入されたサーキットブレーカー(中国のCSI300指数が5%下落で取引停止)の発動を招いた。サーキットブレーカーは、売り損ねた投資家の売り注文を集め続け、混乱に拍車がかかった。結局このサーキットブレーカー制度はわずか4日で廃止される事になった。

【サーキットブレーカー】中国で発動のサーキットブレーカーとは何か?
あけましておめでとうございます、今年もどうぞよろしくお願いします。新年いかがお過ごしでしょうか?私は地元・福岡に戻り、同級生との同窓会や、実家での美味しい食べ物・お酒等で楽しみました。さて、投資の世界では、全世界的に大混乱の開幕となりました
株の“万里の長城”、中国サーキットブレーカーが4日で崩壊した理由
2016年1月、中国証監会は証券制度上の万里の長城、サーキットブレーカー制度を構築した。株の値動きが規定の限界点を越えた時に取引の一時停止措置を取ることができるこの制度は、残念なことにわずか4日で倒壊した。

日経平均株価

通常1月はご祝儀相場により株高となる傾向があると言われているが、中国株安を受けて、2016年の日経平均株価は波乱の幕開けになった。

チャイナショック(2016年1月)前後の日経平均株価

上海株急落はアジア株、欧州株、米国株の株安を招き、地球を1周回り再び中国株の株安を招いた。結局世界同時株安は地球を何周も回り、収束に1ヶ月以上を要した。

ショック前の2015年12月30日に19,033.7円で引けていた日経平均株価は、2016年2月12日に14,865.8円をつけるまで大きく下落した。

なお、中国発の世界同時株安は割とよくある。2016年1月4日(月)のチャイナショック以前にも、2007年2月27日(火)の上海ショック、2015年6月12日(金)のチャイナショック(加熱相場警戒からの急落がきっかけ)、2015年8月11日(火)のチャイナショック(人民元切り下げがきっかけ)が大規模な株安として有名。

コメント

タイトルとURLをコピーしました